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お知らせ

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2024年度柏木孝夫GXI 賞について

柏木孝夫GXI 賞は、我が国におけるカーボンニュートラル社会の実現を図り、地球環境と共生した社会の発展を期する目的と、東京工業大学 柏木孝夫名誉教授の業績を記念するために 2023 年に創設されました。同賞は、特に優れた研究及び業績を上げた者に対して、柏木孝夫 GXI 賞として、GX 研究賞、GXオープンイノベーション賞及びGX 奨励賞の3 つの賞の授与を行います。各賞の概要は、次のとおりです。

GX研究賞
地球環境と共生した社会発展のためのエネルギーに関わる研究開発の発展に貢献した研究者を表彰し、もってエネルギー開発の発展に寄与することを目的とする。
GXオープンイノベーション賞
産官学、市民、地域の一部又は全体が連携したエネルギー技術の社会実装研究開発であるオープンイノベーションの発展に貢献した企業、団体等を表彰し、もってカーボンニュートラル社会の実現
に寄与することを目的とする。
GX奨励賞
地球環境と共生した社会発展のためのエネルギーに関わる研究開発の発展に貢献した学生又は若手研究者を表彰し、もってエネルギー開発の発展に寄与することを目的とする。

受賞者(及び受賞業績):これまでの柏木賞の受賞者(及び受賞業績)は次のとおりです。
2024 年度の受賞者は、以下のとおりです。2025年3 月11 日に東京科学大学 大岡山キャンパス 蔵前会館くらまえホールにて授与式が開催されました。

GX 研究賞
横井 俊之(東京科学大学 教授、iPEACE223(株)取締役CSO)

ゼオライト触媒によるメタノール、メタン、二酸化炭素などのC1分子の変換反応の研究や、廃バイオマスの高付加価値化において顕著な業績をあげ、GXI活動に多大な貢献をした。

秋元 圭吾(地球環境産業技術研究機構 グループリーダー・主席研究員、東京科学大学 特任教授)

2050年カーボンニュートラル社会実現に向けて、世界各国、各セクターの詳細な技術データをベースにした世界エネルギー・CO2対策評価モデルDNE21+モデルの開発を行い、トランジション期のシナリオを展望するなど、顕著な成果を挙げ、GXI活動に多大な貢献をした。

GX オープンイノベーション賞
ヤンマーエネルギーシステム株式会社 様

脱炭素社会の実現に向けた水素と廃熱の利活用についてのGX技術の展望を異業種向けにも広く展開するとともに、医療への適用可能性の示唆も行うことで、GXI活動に多大な貢献をした。

大田区 様

地域密着型のものづくり企業の活性化、自治体の企業誘致などの公民の連携した取り組みや、羽田イノベーションシティによるまちづくりプロジェクトを進められ、地域イノベ―ションの模範となる取り組みを示された。

GX 奨励賞
西村 昂人 (東京科学大学 助教)

化合物薄膜太陽電池素子など、新型太陽電池の先導的な研究開発を精力的に行い、将来さらなる活躍が期待される顕著な成果をあげ、GXI 活動に貢献した。

 

柏木孝夫GXI賞受賞者の皆様(左から横井様、山田様(西村様の代理)、加藤、柏木、ヤンマーエネルギーシステム(株)末崎様、秋元様)※大田区はご都合により欠席

 

左から、大田区環境清掃部長 山田様、大田区長 鈴木様

 

 

2022年度 受賞者

2023年度 受賞者