研究概要
半導体増感型熱利用発電(semiconductor-sensitized thermal cell, STC)は、半導体内の熱励起電荷により電解質イオンの酸化還元反応を行い電力を得る、新しい熱エネルギー変換技術です。設置温度で化学平衡に到達すると放電が終了しますが、スイッチを切り、別の平衡へ移行することで、再度放電が可能となります(公開総説:Acc. Mater. Surf. Res. 2020, Vol.5 No.3, 60-67.)。我々はこのSTCの学理構築を通じ、ゼロカーボンエネルギー社会の実現に貢献していきます。